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初心者がデジタルイラストを学ぶときに意識すべきこと

デジタルイラストを始めたばかりの方は、「何から練習すればいいの?」「Clip Studio Paintの機能が多すぎて分からない」「上手な人はどんな順番で学んでいるの?」と悩むことが多いと思います。

デジタルイラストは、タブレットとソフトがあればすぐに描き始められます。ですが、上達するためには、ただ何となく描くだけではなく、今の自分に合ったレベルの使い方を身につけることが大切です。

特にClip Studio Paintは、線画、色塗り、レイヤー、素材、3Dモデル、マンガ制作など、たくさんの機能があります。便利なソフトだからこそ、最初からすべてを覚えようとすると、かえって難しく感じてしまうこともあります。

まずは焦らず、初級レベルまで使えるようになることを目標にしましょう。基本操作が分かるだけでも、イラスト制作はぐっと楽しくなります。

この記事では、初心者がデジタルイラストを学ぶときに意識すべきことを、Clip Studio Paintの使い方を中心に、初級・中級・上級・プロ級のレベル別に分かりやすくご紹介します。

デジタルイラストは「順番に覚えること」が大切です

デジタルイラストを学ぶときに大切なのは、いきなり難しいことをしようとしないことです。

SNSや動画では、プロのような美しいイラストや、複雑な加工を使った作品をたくさん見ることができます。そのため、「自分も早く同じように描けるようになりたい」と思う方も多いでしょう。

ですが、上手な人も最初からすべての機能を使いこなせていたわけではありません。線を引く、レイヤーを分ける、色を塗る、保存する。このような基本を少しずつ覚えて、作品を完成させる経験を重ねています。

デジタルイラストの学習は、次のように段階を分けて考えると分かりやすくなります。

レベル 目標 できるようになりたいこと
初級 まず1枚完成させる 線画、レイヤー、下塗り、保存
中級 作品の見栄えを良くする 影、光、ブラシ、簡単な背景
上級 表現の幅を広げる 構図、素材、3Dモデル、加工
プロ級 目的に合わせて制作する 商用作品、マンガ、ポートフォリオ制作

初心者の方は、まず初級レベルを目指しましょう。
初級レベルが身につくと、自分の描きたいキャラクターを最後まで形にしやすくなります。

まずはClip Studio Paintの基本操作に慣れましょう

Clip Studio Paintはとても便利なソフトですが、最初から全部の機能を覚える必要はありません。

初心者の方がまず意識したいのは、よく使う基本操作だけを確実に覚えることです。

初めに覚えたい基本操作

① キャンバスを作る
イラストを描くための用紙を作る操作です。最初は細かい設定にこだわりすぎず、授業や練習用に使いやすいサイズで始めましょう。
② ペンと消しゴムを使う
線を描く、消すという一番基本の操作です。ペンの太さや手ぶれ補正を調整できるようになると、線画が描きやすくなります。
③ レイヤーを使う
線画、色、影などを分けて描くための機能です。レイヤーを使えるようになると、修正がしやすくなります。
④ 色を塗る
下塗り、影、ハイライトを少しずつ覚えていきます。最初はシンプルなアニメ塗りから始めると分かりやすいです。
⑤ 保存する
作品データを保存する操作です。描いた作品をなくさないように、保存形式や保存場所も覚えておきましょう。

この流れを覚えるだけでも、デジタルイラストの制作がかなりスムーズになります。

初級レベル:まずは1枚のイラストを完成させる

初心者の方が最初に目指したいのは、1枚のイラストを完成させることです。

上手に描くことも大切ですが、それ以上に「最後まで描き切る経験」がとても大切です。途中で止まってしまうと、どこでつまずいたのかが分かりにくくなります。反対に、1枚完成させると、「線画が難しかった」「色塗りは楽しかった」「影のつけ方が分からなかった」など、自分の課題が見えやすくなります。

初級レベルで意識したいこと

① ラフを描く
いきなりきれいな線を描こうとせず、まずは大まかな形を取ります。顔の向き、体のバランス、ポーズなどをざっくり決めましょう。

② 線画を描く
ラフの上に新しいレイヤーを作り、線を整えていきます。Clip Studio Paintの手ぶれ補正を使うと、線がなめらかになりやすいです。

③ 下塗りをする
髪、肌、服、目など、パーツごとに色を置いていきます。最初は色数を増やしすぎず、分かりやすい配色にすると進めやすいです。

④ 簡単な影をつける
影は難しく考えすぎなくて大丈夫です。まずは「光が当たらないところに少し暗い色を置く」くらいの意識で始めましょう。

⑤ 作品を保存する
完成したら、編集できる形式と画像として見られる形式の両方で保存しておくと安心です。

初級レベルの目標

項目 目標
線画 キャラクターの輪郭を描ける
レイヤー 線画と色を分けられる
色塗り 基本の下塗りができる
簡単な影をつけられる
完成 1枚のイラストを最後まで仕上げられる

初心者の方は、まずここまでできれば十分です。
最初から上級者のような描き込みを目指すより、初級レベルを安定してできるようになることが大切です。

中級レベル:見栄えを良くする工夫を覚える

初級レベルで1枚完成できるようになったら、次は作品の見栄えを良くする工夫を覚えていきます。

中級レベルでは、ただ色を塗るだけでなく、影や光を使って立体感を出したり、ブラシを使って質感を変えたり、簡単な背景を入れたりします。

中級レベルで意識したいこと

① 影の方向をそろえる
影をつけるときは、光がどこから当たっているかを意識します。光の方向がバラバラだと、絵全体が不自然に見えてしまいます。

② ハイライトを入れる
髪や瞳に光を入れると、キャラクターが生き生きして見えます。特に目のハイライトは、表情の印象を大きく変えます。

③ ブラシを使い分ける
髪、肌、服、背景など、描く場所に合わせてブラシを変えると、表現の幅が広がります。

④ 簡単な背景を入れる
白い背景のままでも作品にはなりますが、簡単な色や模様を入れるだけで、イラスト全体の完成度が上がります。

初級と中級の違い

初級 中級
色を置く 光と影を意識する
線画と色を分ける レイヤー効果を使う
背景なし 簡単な背景を入れる
完成させることが目標 見栄えを良くすることが目標

中級レベルでは、「もっと可愛く見せるには?」「もっと立体的に見せるには?」という工夫が増えていきます。
この段階になると、描くことがさらに楽しくなってきます。

上級レベル:構図や素材を使って表現の幅を広げる

上級レベルでは、1枚のイラストとしての完成度をさらに高めていきます。

キャラクターをただ正面から描くだけでなく、ポーズを工夫したり、背景と組み合わせたり、視線の流れを意識した構図に挑戦したりします。

上級レベルで意識したいこと

① 構図を考える
キャラクターをどこに置くか、背景をどう見せるか、見る人の視線をどこに集めるかを考えます。

② 3Dモデルを参考にする
難しいポーズや体の角度を描くときは、3Dモデルを参考にすると分かりやすくなります。ポーズの確認や、手足の位置の理解にも役立ちます。

③ 素材を上手に使う
背景、模様、小物、効果などの素材を使うことで、作品の情報量を増やすことができます。ただし、素材をそのまま置くだけではなく、自分の絵になじませる工夫が大切です。

④ 仕上げ加工をする
色味を整えたり、光の効果を入れたり、全体の雰囲気を調整したりします。仕上げの工夫で、作品の印象は大きく変わります。

上級レベルでは、Clip Studio Paintの機能を「覚える」だけでなく、自分の作品にどう活かすかを考えることが大切になります。

プロ級レベル:目的に合わせて作品を作る

プロ級レベルでは、ただ上手に描くだけではなく、目的に合わせて作品を作る力が求められます。

たとえば、SNSに投稿するイラスト、依頼を受けて描くイラスト、マンガ作品、ゲーム用キャラクター、ポートフォリオ用作品では、それぞれ意識することが違います。

プロ級レベルで意識したいこと

① 見る人に伝わる作品にする
何を見せたいのか、どんな雰囲気を伝えたいのかを考えて制作します。

② 制作スピードを意識する
仕事として描く場合は、完成度だけでなく、期限内に仕上げる力も大切です。

③ 修正しやすいデータを作る
レイヤー整理やファイル管理をきちんとしておくことで、後から修正しやすくなります。

④ ポートフォリオを意識する
自分の得意な絵柄や表現が伝わるように、作品をまとめる力も必要になります。

⑤ 相手の要望を形にする
依頼制作では、自分が描きたいものだけでなく、相手が求めているイメージを理解することも大切です。

プロ級レベルは、初心者がすぐに目指す必要はありません。
まずは初級、中級と順番に学び、少しずつ上を目指していけば大丈夫です。

初心者はまず「初級レベルまで使えること」を目標にしましょう

デジタルイラストを始めたばかりの方は、上級者やプロ級の技術を見て焦ってしまうことがあります。

ですが、最初に大切なのは、Clip Studio Paintを初級レベルまで使えるようになることです。

初級レベルでできれば十分なこと

① キャンバスを作れる
新しく絵を描く準備ができる。

② ペンと消しゴムを使える
線を描いたり、不要な部分を消したりできる。

③ レイヤーを分けられる
ラフ、線画、色を分けて作業できる。

④ 下塗りができる
キャラクターに基本の色を置ける。

⑤ 簡単な影をつけられる
絵に少し立体感を出せる。

⑥ 保存できる
作品データを残せる。

ここまでできるようになると、デジタルイラストの楽しさがかなり分かってきます。
「自分で描いた絵が完成した」という経験は、次の練習への大きな自信になります。

正しい使い方や上手な工夫は、講師に聞くと分かりやすい

Clip Studio Paintは便利な機能が多い分、初心者の方がひとりで学ぶと迷いやすいソフトでもあります。

「このボタンは何に使うの?」
「レイヤーが増えすぎて分からなくなった」
「影を塗ったら汚く見えてしまった」
「ブラシが多すぎて、どれを使えばいいか分からない」

このような悩みは、初心者の方によくあります。

そんなときに心強いのが、講師のサポートです。
講師に聞けば、正しい使い方や、上手に見せるための工夫を丁寧に教えてもらえます。

講師に聞くと分かりやすいこと

① 自分に必要な機能だけを教えてもらえる
初心者のうちは、すべての機能を覚える必要はありません。講師が今のレベルに合わせて、必要な操作から教えてくれます。

② 失敗の原因が分かる
線が汚く見える、色が暗く見える、バランスが悪いなどの原因を、作品を見ながら具体的に教えてもらえます。

③ 効率の良い描き方が分かる
レイヤーの分け方、ブラシの選び方、ショートカットの使い方など、制作しやすくなる工夫を学べます。

④ 自分の絵に合ったアドバイスがもらえる
同じ初心者でも、得意な部分や苦手な部分は人によって違います。講師に見てもらうことで、自分に合った練習がしやすくなります。

⑤ 楽しく続けやすい
分からないことをすぐに質問できると、つまずきにくくなります。小さな成長を先生と一緒に確認できるので、モチベーションも続きやすくなります。

独学で悩み続けるよりも、分からないことをその場で聞ける環境があると、上達のスピードも変わってきます。

オンライン授業なら、自宅で楽しくステップアップできる

オンライン授業の良いところは、自宅にいながら講師に教わることができる点です。

通学の時間がかからないため、学校や仕事のあとでも受講しやすく、自分のペースで続けやすいのが魅力です。また、作品を画面で見てもらいながらアドバイスを受けられるので、Clip Studio Paintの操作や絵の改善点も分かりやすくなります。

オンライン授業で学ぶメリット

① 自宅で受講できる
慣れた環境で落ち着いて学べます。

② 分からないところを質問できる
操作で迷ったときも、その場で確認できます。

③ 添削で改善点が分かる
自分では気づかなかった部分を、講師が分かりやすく教えてくれます。

④ レベルに合わせて学べる
初級から中級、上級へと、無理なくステップアップできます。

⑤ 楽しく続けやすい
先生と一緒に成長を確認できるので、描くことがもっと楽しくなります。

イラストは、継続することで少しずつ上達していきます。
そのためには、「分からないからやめる」のではなく、「分からないことを聞きながら進められる環境」を作ることが大切です。

まずは初級レベルを目指して、楽しく学び始めましょう

初心者がデジタルイラストを学ぶときに意識したいことは、最初から難しい機能をすべて覚えようとしないことです。

Clip Studio Paintにはたくさんの便利な機能がありますが、まずは初級レベルまで使えるようになれば大丈夫です。

初級レベルで目指したいのは、次のようなことです。

  • キャンバスを作る
  • ペンと消しゴムを使う
  • レイヤーを分ける
  • 線画を描く
  • 下塗りをする
  • 簡単な影をつける
  • 作品を保存する

ここまでできるようになると、自分の力で1枚のイラストを完成させられるようになります。
そして、完成できるようになると、描くことがもっと楽しくなります。

中級では影や光、ブラシ、背景を学び、上級では構図や素材、3Dモデルの使い方に挑戦していきます。さらに上を目指す方は、プロ級として、目的に合わせた作品制作やポートフォリオ作りにも進んでいけます。

でも、最初の一歩はいつも同じです。
まずは、楽しく描くこと。
そして、分からないことをそのままにしないことです。

正しい使い方や上手な工夫の仕方は、講師に聞けば丁寧に教えてもらえます。ひとりで悩んで手が止まってしまうより、先生と一緒に確認しながら進めることで、上達のスピードも変わってきます。

「Clip Studio Paintの使い方を基礎から知りたい」
「デジタルイラストを始めたけれど、何から練習すればいいか分からない」
「自分の絵を先生に見てもらいながら上達したい」

そんな方は、ぜひオンライン授業をご検討ください。

講師が一人ひとりのレベルに合わせて、初級から丁寧にサポートします。
あなたの「描いてみたい」という気持ちを大切にしながら、一緒に楽しくデジタルイラストを学んでいきましょう。